え〜、突然こんなことを言い出すのもなんですが
ワタクシは見た目がぽってりしててドンくさそうで一見ぼ〜っとしていて
ちょっとくらい失礼なことを言ってもどーってことないニンゲン…だと思われるようであります。
ある程度のお付き合いのある方には、いろいろとバレてることもありますんで
それぞれの印象の違いってものがあるとは思うのですが。
しかし初めての人には、どうも前述のような印象を持たれるみたいで
早いハナシが思いっきりバカにされたりなめられたり致します。
これまでも、郵便局の若い兄ちゃんに勝手に普通郵便をゆうパックに変えられ
それは困る不在でもポストに入れてもらうために郵便にするんだから、と抗議するも
鼻先でふふんと嗤われ「値段変わらないっすよ〜」と言われる始末。
ケーキやさんでも個別包装のシュークリームをお願いするも、生シューを箱詰めされ
いやいや大工さんたちのおやつに差し上げるんだから個別包装のを、とさらにお願いすると
「いまどきシュークリームって言ったら生シューじゃないですかあ」と言われる。
ほかにもあれやこれや、なんでこんな目に遭うですかワシ!な経験をしております。
前置きが長くなりましたが、本日もワタクシそういう目に遭いましてございます。
うちの娘が
彼女の主観であれこれ書いておりますが
私はワタクシなりに補足させていただこうと思います。
今夜ワタクシども家族は近所の居酒屋さんに行きました。
奥の個室(2〜3組くらいのグループ客が入れるスペース)に案内されたのですが
私たちの席のすぐ隣には6人の30過ぎくらいのグループがおりました。
まあなんといいましょうか、一言でいえば
DQNな方達でありまして
それはそれは大きな声で、いいのかそんなこと大声で言いまくって?な話題で大盛り上がりをしておりました。
うるさいなあと思いつつも、ここは居酒屋さんなんだから少々の大声もアリかなぁ
静かに飲みましょなんてヤボなことは言いっこなしですわ、とスルーしていたのです。
いたのですが、店は店で今日はスタッフが少なかったのか、とにかく店内バタバタで
空になったお皿やグラスやジョッキは片付けない注文は取りに来ない…
テーブルにはもうお料理乗るスペースないよ〜、な感じだったのですが
それでもまあ忙しいんだろうからねえ、と苦笑していたわけです。
しかし、最後のデザートの中にしっかり髪の毛が混入しているのを見たら
やはり一言くらいいわないとなあ、と思ったんですよ、ええ。
でもしかし、くどいようですがここは居酒屋。
雰囲気や空気や流れる音楽さえ料金に換算されるバーでもレストランでもありません。
それをあーだこーだワガママな苦情を言うのは間違っていると、私は思っていました。
なので、髪の毛が入っていたこと、食器やジョッキでテーブルがいっぱいなことを
店長さんに小さな声で穏やかにお伝えしていたわけです。
彼も恐縮してスミマセンと言い作り直しをするというのを、結構よと断っていたのです。
その時、ワタクシの隣の席の件のDQNチームのおっさん(?)が
「ねーねー、静かにしてくれる〜?」と口を挟んできたのです。
静かにしろとはなんぞや??ワタクシちっとも大声なぞ出してないぞ。
むしろ他の客には伝わらぬように、店長に気を遣って小声で言っておったに。
それをおっさんが身を乗り出してきて、ワタクシの左側に摺り寄らんばかりに寄ってきて
「静かにしてくれる〜〜???」と、それはいったいなんの冗談ですかい。
さらにDQNチームの女性隊員は「私たち〜、金払って飲んでるんだけど〜」と参戦を表明。
と、いうわけでワタクシは久々に激怒ののろしをあげました。
最初はそれでも普段使いのコトバで話していたのですが、そのうち関西弁にシフトしてしまいました。
その昔大阪で仕事をしていた時に覚えた、甚だ品の無い大阪弁であります。はい。
このままでは他のエリアに居るお客たちにも迷惑がかかる。
表でお話をしようじゃありませんかと彼らに提案してみたけれど、動かざること山の如し。
男のくせにケンカを売ったんなら、売ったケンカに責任を持たぬか責任を。
「なんだよーなんだよー、うるせーうるせー」と中途半端な声を出すな。
珍しく夫が声を荒げて「うるせーだと?最初に怒鳴ったのはオマエの方じゃねーか!」と
結婚以来初めて聞く乱暴なトウキョウベンをご披露するに至っては
普段おこちゃまコトバしか使わない夫の怒りの度合いが知れるというもの。
店長が必死に「悪いのは私です本当に申し訳ないです」と平身低頭するのを見て
ここらが矛の納め時と見て、ワタクシは彼らの前を去りました。
お怒りはごもっともです後日改めてお詫びに上がりますのでご連絡先を…
という店長に、そういう気遣い一切無用と言い置いて私たちは店を後にしました。
今更言うまでもありませんが、私は決して正義感が強いわけでも善人でもありません。
殺人詐欺売春ドラッグ窃盗はやったことないけど、過ちの多い人間です。
したがって、自分が正しくて、自分と揉めたり争ったりした相手が悪い、などという式は
成り立たないと思っております。
反省はしょっちゅうします。それが生かされないという点が一番の問題ではありますが
反省だけはサルでも・・・いやワタクシでもします。
今回の6人組も、決して全部が全部彼らが悪くて、みゆちゃんが正しいのだ〜
なんてことは絶対に言えません。
もっと言うなら、御しやすくくみし易く見られるワタクシにも問題があるのでしょう。
もっと凛々しくてカッコよくて、しゃきっとした中年女であれば
周りの人ももうちょっとフツーに接してくれるのではないか、と思います。
・・・ん??これは元凶は自分ってこと??
どっちにしても後味がいいわけありません。
こういうモメゴトがあると、自己嫌悪にも陥るし気分も落ち込みます。
それにも増して、怒りの火種は残っていたりするのがワタクシの凡人たる所以です。
しかし、あの場合あの状況で「静かにしろよ〜」と言われて
あ、どうもすみませんワタクシが悪かったです、とは絶対に言えません。
かかる火の粉と故なき暴言だけは放置できません。
嗚呼それにしても我ながら短気だなあ、と思うことしきり。
穏やかでたおやかでおっとりした素敵な五十代になりたいのに。
そんな想いが交錯する黄金週間真っ只中の今日この頃なのであります・・・。