受験という言葉が実感をともなってきました。
指定校推薦という、まことに有難い「入試法」を
娘は断ってしまいまして。。。。ヽ(`Д´)ノ
自分の評定平均に見合った大学ならば、どこでもどーじょ。。という
それはそれは素晴らしい制度があったのに。
あんな大学やこんな大学、またはアノ大学だってあったのに。。
おのれの実力では絶対無理であろうあんなこんな大学を
いやん、などと言って蹴ってしまってからにもったいない!
ここな罰当たりめ、どうしてくれよう。。。
・・・と、親が苛立ったところで仕方ないですな。
進学は本人の意思、とずっと思い続け、また言い続けてきた親ですから。
思えば幼稚園選びの時もそうでした。
カソリックの優しいシスターのおられる某幼稚園の受験を終えて
さて帰りましょ、園の玄関に出てきた親子3人。
お見送りして下さるシスターに向かって、娘が放ったコトバ。
「わたしはここ来るのいやなんだってば!
頭のないおばちゃんが怖いから!!(シスターの正装のことね)
かおる幼稚園に行きたいんだもん」
かくして、娘は有名私立幼稚園をごろりんと落っこちたのでありました。
(落ちた理由はひとつではないがw)
未就園児であった頃でさえそうであった子が
なんで大学受験で親の思うとおりになるものか。。
しかもエラソーに言うことにゃ
「推薦の中にわたしの行きたい学部がない」・・・・・・だと。
あのさ、こんなこと言うといろんな人に叱られると思うんだけどね。
オンナノコなんだから、んな学部に固執しなくていいと思うのね。
4年間を明るく楽しく、学んで遊んで、いろんな経験して
それでいいと思うわけよ。だめ?こんな考え。。。
わたしはさあ、4歳からなりたい職業があったし。
まわらぬ舌で「みーちゃん、おんだいにいくぅ〜〜」とか言ってたし。
それなりに死ぬほど努力したつもりだし。つもりね、つもり。
だけど、娘なんかアレよ。
短期留学から帰ってきたら、大学は豪州に行くって言ってたのよ。
その前は教師になる、とか言ってたし、その前は理系に進むって言ってた。
もっと前は音楽家になる、って言ってたし、さらに前は
西友のレジの人になりたがってたし、清掃車の運転手さんにもなりたかった。
そんなふうに、あちこち目移りする子がですよ。
なんでこの時期に「わたしは○○になる!」って言うですか?え?
自分の力量っちゅーもんをアンタ、わかっておいでかえ?え、え??
・・・そんなハナシを今朝もしました。ふたり向き合って。
いやー、頑固だわアイツ。
そういう時だけ理屈こねくりまわしてからに!
いやはや口の達者なこと達者なこと!誰に似たんじゃ。
でもね、わたしも思ったですよ。
これが家出して渋谷あたりで座る子になるんだ〜!なんて言った日にゃ
ワタクシのこれまでの経験・言語・腕力を総動員して
早いはなしが、殴り倒し蹴り倒しねじ伏せてですよ、やめさせますけどね。
これこれこーゆー勉強がしたい!と言うものを、怒鳴りも出来ず殴りも出来ず
ただ「本気か。正気か。真剣か。やるのか?え?」とだけ
じーっと目を見つめて問い返すだけでありますよ。
それがまた、きょとんとした顔をして「ウン!」と言うですよ。。。
まあいいや、それほどの覚悟があるのなら、やってみい!
かあちゃんはもう止めないよ。やってみるがいいよ、思い切り。
ただし「ダメならダメでも」なんて甘いことは言わないよ。
やる限りは必死でことにあたれ。
「受験を楽しみたいと思いますぅ」なんて言うでない。
そんなたわけたセリフだけは吐くでないぞ!
真剣になれ、集中しろ、メシは喰わせてやる、安心しろ。
9月に入ったらすぐに願書の提出だぞ、おい。
夏休みが勝負なんだ。しっかりやれ。
・・・・・と懇々と諭した。ああ疲れた。
それにしても、一度も受験をしたことのない子ってすごいなあ。
怖いもの知らずだもんなあ。。。。。。
ああ、こっちが先にまいってしまいそうだわ。
・・・・・・指定校推薦がなぁ。。。。あああ、未練だわ。